クレジットカードのブラックリストを詳しく解説!ブラックリストの状態とは?

クレジットカードの審査に落ちた・・ブラックリストについて解説

クレジットカードを作ろうと思って申し込みをしたけど、審査で落ちてしまった・・

こんな場合には審査のお知らせには、審査を通過しなかった理由は記載されていませんので、すごく不安になると思います。

そんな時はもしかすると、いわゆるブラックリストに過去の延滞などの記録が記載されているかもしれません。

クレジットカードの審査では申込み情報をもとにした審査に加えて、個人信用情報機関へ問い合わせが行われます。

この際にいわゆるブラックリストの状態の場合は、残念ながら一定の期間を経過しないとクレジットカードを発行することはできません。

実際には「ブラックリスト」というものは存在していませんが、信用情報機関に過去の事故情報が登録されている状態を「ブラックリストに載っている」と表現されます。

🙂 クレジットカードの審査について詳しくは次の記事を参考にしてみてくださいね!

目次

ブラックリストに載っている状態とは?

ブラックリストに載っている状態とは?

ブラックリストに載っている状態とは、個人のクレジットカードやキャッシングの、契約状況・借入や返済状況を管理している個人信用情報機関に、過去の延滞や任意整理・自己破産などの事故情報が登録されている状態になります。

個人信用情報機関に事故情報が登録されている期間は、新たにクレジットカードの発行や、キャッシングの新規借入れができません。

また10年間は金融機関から住宅ローンなどの融資が受けれなくなっています。

しかし、個人信用情報機関への事故情報の登録は保有期間が決まっているため、一定期間が過ぎることによって事故情報は削除されますので、削除後はクレジットカードの発行が可能になりますよ!

登録される金融事故情報は次のようになっています。

金融事故の種類内容
長期間の延滞支払日から61日以上の支払いを滞納している場合
連続の延滞3ヶ月以上連続で支払いを遅延している場合
強制解約支払い遅延などを繰り返す利用者との契約をカード会社が解約した場合
債務整理手続きによって借金の減額や支払い猶予を行った
代位弁済保証会社が契約者の代わりに支払いをした場合
自己破産自己破産を行い返済義務が免責された場合

日本の個人信用情報機関は3つ

日本の個人信用情報機関は3つ

日本には個人信用情報機関が3つあり、クレジットカード会社や消費者金融、銀行などの金融機関は必ずいずれかに加盟しています。

クレジットカード会社は基本的に加盟している信用情報機関の情報しか確認することはできません。

しかし、金融事故情報だけは3つの信用機関すべてで情報が共有されていてクレジットカード会社も確認することが可能です。

クレジットカード会社が新規申込みを受け付けた場合は、信用情報機関に照会を行い、信用の判断を行っています。

クレジットカード会社は主にシーアイシー(CIC)を利用しています。

これらの信用情報機関には個人での照会もできるようになっていますので、自分の情報がどのように記載されているかを確認することができます。

クレジットカードの申込み不安がある場合には利用してみるのもいいですね!

個人信用情報機関主な加盟業種
日本信用情報機構(JICC)クレジットカード会社・消費者金融
シーアイシー(CIC)クレジットカード会社・信販会社
全国銀行個人信用情報センター全国の銀行

信用情報開示の方法

信用情報開示の方法

クレジットカード会社が主に利用しているシーアイシー(CIC)は、個人でも信用情報の開示を行うことができます。

パソコンでの開示請求や郵送・窓口で依頼することができます。

開示請求の各手続きにかかる費用は次のようになっています。

開示手続き方法手数料時間
パソコン・スマホで依頼1,000円(税込)
クレジットカード支払いのみ
すぐに確認可能
郵送で依頼1,000円(税込)
定額小為替証書
返送まで10日間程度
窓口現金500円(税込)すぐに確認可能

開示請求方法CICの開示請求について詳しくは次の公式サイトを参照ください。

事故情報の登録期間はどれくらい?

個人信用情報機関への事故情報の登録期間は事故内容によって異なっています。

一旦登録されてしまうと下記の表の該当期間は情報が消えることはありません。

また、延滞の情報などは完済したときから下記期間を経過しないといけないので長期間登録されたままになる可能性があります。

例えば、長期の延滞で完済まで2年かかったとすると、CICの場合は、その後1年間記載されたままになるので最長3年間は記載されたままということになります。

JICCCICKSC
長期間の延滞5年1年5年
連続の延滞記録なし5年5年
強制解約5年
債務整理5年
代位弁済記録なし5年5年
自己破産5年5年10年

デビットカードやデポジット型のカードなら作れます。

個人信用情報機関に事故情報が登録されている間は、残念ながら新たにクレジットカードを作ることはできません。

しかし、利用と同時に銀行から代金が引き落とされる「デビットカード」や保証金を先に入金しておく「デポジット型」のクレジットカードの場合は個人信用情報機関に事故情報が登録されている、いわゆるブラックリスト状態でも作ることが可能です。

後払い方式のクレジットカードと違い、カード会社が一時的に利用代金を立て替える必要がないためです。

ネットショッピングでは現金払い自体を受け付けていなかったり、銀行振り込みの手間がかかって商品をすぐに入手できない場合が多いので、デビットカードやデポジット型のカードは大変重宝します。

これらのカードを利用して、ブラックリスト状態が解除されるまで待ちましょう。

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